Japanese Documents
Port Placement with Symmetry On

Symmetryを使用すると,基板の中心線に対して対称な回路の解析に必要なメモリ量と処理時間を大幅に削減できます. Circuit SettingsダイアログボックスのBoxページでSymmetryをオンにすると,対称線より下のすべてが無視され,対称線より上だけが解析され,結果を下半分にコピーします. Symmetryを使用する場合は,ポートに特別な注意を払う必要があります. 通常,Symmetryを使用している場合,ポートは以下に示すように対称線上に配置されます.

ポートは対称線から外れた位置に配置できますが,対称線より上に配置されたポートには,対称線から等距離で対称線の下に別のポートが必要です. これらの2つのポートも,同じポートタイプ,ポート番号,およびプロパティを持っている必要があります. Symmetryの基本的な前提は,対称線より上の任意のポイントの電圧は,対称線より下の対応する位置の電圧と等しくなければならないということです. 同じポート番号,ポートタイプ,およびプロパティを使用すると,下図のように同じ番号のすべてのポートが電気的に接続されるため,必要な両方のポイントで電圧が同じになります.

訳注:電磁界解析におけるSymmetryとは構造の幾何学的な対称性でなく, 電磁界分布の対称性を意味します.たとえ対称な幾何学的構造であっても, 解析周波数などの電気的な条件によって, 電磁界分布はSymmetryであったり,そうでなかったりします.

コンピュータが非常に効果でシミュレーションに時間がかかった時代には Symmetryの利用は非常に重要で, 問題がSymmetryかどうかを見極めるための 電磁気学の基本はシミュレータ使用者に最低限必要なスキルでした. しかし現代では,Symmetryの見極めに自信がないなら Symmetryを使わないという選択も現実的です.

を使用すると,基板の中心線に対して対称な回路の解析に必要なメモリ量と処理時間を大幅に削減できます. 理論的にはメモリ使用量は1/4,解析時間が1/8になります.